こんばんは、バフ兄ちゃんです。
秋は気候がよく、写真撮影に好適です。しかも、台風が来なければ海も穏やかで猫島の旅には適してます。今回は山口県の平郡島という瀬戸内の島を訪問しました。
今回の写真は「猫旅 第5回 山口県平郡島」にまとめました。下の写真をクリックして猫写真を見てください。
前回の猫旅第4回香川県佐柳島を編集する前に次の猫旅に出てしまいました。ああ、猫写真がたまってしまう。早く編集しなければ…。
さて、平郡島に行くには、山口県東部(瀬戸内)の柳井港から出るフェリーに乗る必要があります。そこで、今回は土曜日の羽田発最終便で広島に行き前泊し、翌朝山陽本線で柳井港に行き、平郡島に渡ることにしました。
広島空港からはバスで広島駅新幹線口まで出ました。広島駅に新しい自由通路ができたようでホームの上を渡って南口に出ることができました。
自由通路を通って南口の出て駅前のビルにある「駅前ひろば」に行ってお好み焼きを食べに行きました。バフ兄ちゃんはお好み焼きが大好きなので、広島に行ったら必ず食べます。
駅前ひろばに行くとお好み焼きの屋台のようなお店が沢山あります。今回は事前調査をせず適当にお店を選んで入ってみました。お店の鉄板の前に座って注文したのは、ベーシックな広島焼でした。
キャベツ、豚バラ肉、そば、イカ天、たまご、青ネギのベーシックな広島焼きです。注文した後、もっと贅沢なお好み焼きを注文すればよかったかなあ、と思いましたが、食べてみるととても美味しかったです。特にてんこ盛りの青ネギがとても美味しかったですね。
さて、お好み焼きを食べた後は、川の向こうの東横インに向かいました。今夜の宿です。
東横インらしい部屋でした。まあ、寝るだけだからいいか、ポイントも10点に到達したし…。
翌朝はホテルを6時に出て広島駅を6:24に出る岩国行の普通列車に乗りました。うわあっ、まっ黄色の国鉄型電車。昔の総武線みたいな色だなあ。
広島駅でふく寿司(駅弁)を買って乗りました。山陽地方では、「ふぐ」は「ふく」って言うんですよね。面白い。バフ兄ちゃんは、駅弁を買って列車で食べるのが大好きです!
丸い弁当箱を開くと中にはふぐやエビ、うにくらげなどが入っていました。ほー、これがふぐなんだ、と思いながら食べました。美味しかったです。
岩国で下関行の普通列車に乗り換えました。岩国を出ると左手に瀬戸内海が見えてきます。海の向こうにはいろんな島が見えました。
岩国を過ぎるとお客さんは大分少なくなりました。
柳井港駅に到着しました。港の前だから大きい駅かなあ、と思ったら、静かな無人駅でした。
駅を出ると国道を渡ってすぐのところにフェリーターミナルが見えました。近くて便利ですね。
柳井港から平郡島へは1日に2往復フェリーが運航しています。8:30のフェリーで平郡島に向かいました。思ったよりも大きいフェリーでした。
柳井港を出て30分ぐらいすると平郡島が近づいてきます。
あっ、漁船だ!
柳井港から60分で平郡西港に到着しました。平郡島には平郡西と平郡東の二つの集落があります。バフ兄ちゃんは、まず平郡西港で降りてみることにしました。猫いるかなあ…。夕方17:30のフェリーが来るまで、たっぷり猫タイムがあります。
フェリーを降りると、さっそく2匹のキジ猫がお迎えに来てくれました。おっ、これは楽しそうな島だなあ…。
平郡西では、沢山の猫とたっぷり猫タイムを楽しむことができました。猫写真は、猫旅 第5回 山口県平郡島で公開していますので、ご覧ください。
平郡西の集落を歩くと、こんな風景が見られました。立派な石垣ですね。
集落の小道をトコトコと歩いていると、2人のおばあちゃんが井戸端会議をしていました。気さくなおばあちゃん達で、バフ兄ちゃんは30分も話をしてしまいました。島の話をいろいろ聞きましたが、島の高齢化が進み漁師さんが本当に少なくなったそうです。島に住んでても魚が手に入らないとか…。昔は漁師さんが猫に餌をあげていたそうですが、最近漁師さんが減って、餌も減ったせいか猫も減ったそうです。最近増えているのはイノシシだそうで、他の島から海を泳いで来るそうです。海を渡り切れなくて溺れたイノシシが海岸に流れ着くことがあるそうです。
おばあちゃんが島でとれたみかんを2つくれました。昔、島の人たちは、魚とみかんとさつまいもで生計を立てていたそうです。みかんは甘酸っぱくみずみずしくて美味しかったです。
集落には休校の小学校と中学校がありました。昔は沢山の子供たちがいたんでしょうね。今は集落を歩いても出会うのは人よりも猫の方が多いかも…。
港近くで猫と遊び、遊び疲れてフェリーの待合室で昼寝しました。その後、夕方17:30のフェリーで、もう一つの集落である平郡東に向かいました。
本当に天気がよく、フェリーから美しい夕日が見えました。
平郡西から平郡東に向かう途中に、島の先っぽをぐるりと廻ります。夕映えがきれいでした。
平郡西港を出て40分で平郡東港に到着しました。こちらの集落の方が漁協なんかもあって人が多いように感じました。若い人や子供も見かけました。
フェリーを降りると早速1匹の雄猫がお迎えに来てくれました。ちょっと個性的なハチワレ模様の顔なので、ハチ君と名付けました。「ハチ君、これから民宿に行くから、明日遊ぼうね」と言って別れました。
平郡東でも沢山の猫に出会いました。猫写真は、猫旅 第5回 山口県平郡島で公開していますので、ご覧ください。
平郡東港から歩いて10分位で民宿大野屋に着きました。飾りっ気のない、本当に民宿って感じの民宿でした。
早速、晩御飯をいただきました。ハマチの刺身は、少し硬くてボリボリした感じ。鮮度が良いんですね。民宿のお母さん曰く、「スーパーの柔らかい刺身の方が良いって言うお客さんもいるんですけどね…」だそうです。ひじきはふっくらして美味しかったです。平郡島では、春先に元気な島民が総出で海岸のひじきを採るそうです。そして、なぜかおかずに鶏のから揚げが…?民宿のお母さんに「島に来たんだから魚を沢山食べたかった…」と言ったら、「魚ばっかりじゃ飽きるかなぁと思って…」と気をつかってくれたのでした。「今度来るときは電話で『魚食べたい』って言ってください。漁師さんに頼んどくから。」と仰っていました。でも、鶏のから揚げ、本当に美味しかったです。本当に島の民家で食事をしてる感じで良かったです。
窓を開けると外からコオロギや鈴虫の心地よい鳴き声が聞こえました。日本らしくていいなあ…。
夜が明けて、窓を開けると海と漁港が見えました。今日も快晴です。
朝ごはんも飾りっ気はないですが、美味しかったです。
民宿のお母さんは気さくな人で1時間半も話し込んでしまいました。お母さんから「東京から何しに来たん?」と聞かれて、「猫の写真を撮りに来ました。」と言ったら「へぇー!」と驚かれました。今度来るときはタコやイサキが食べられる時季に来たらいいそうです。
山口弁は広島弁に似ているのですが、語尾に「~ちょる」がよく付くのが印象的でした。「行っちょる」とか「やっちょる」とか。
民宿を出ると漁港がありました。
漁港には沢山のタコ壺がありました。こないだ行った香川県高見島・佐柳島のタコ壺は樹脂製でしたが、この島のタコ壺は素焼でした。どう違うんだろう…?
集落を歩くとたまに猫に出会いました。平郡東で撮った猫写真も猫旅 第5回 山口県平郡島で公開していますので、下の写真をクリックしてご覧ください。
酒屋さん(羽根酒店)で菓子パンとコーヒーを買って一休みしました。酒屋の奥さんとも30分も話し込んでしまいました。「へぇー、猫撮りに来たん?」と驚かれました。
お土産に平郡島のひじきを買いました。
島の掲示板を見ると結構面白かったです。平郡東には少数ながら子供がいて小学校も授業をやっているんですね。それから魚屋さんがないので、漁師さんが魚を売るときは島のスピーカーで島民に呼びかけるみたいです。あと、スズメバチに注意だとか。実際にバフ兄ちゃんも猫撮影中にスズメバチがやってきてドキッとしました。秋の山里はスズメバチに要注意ですね。
港に行くと昨日お迎えに来てくれたハチ君がいました。ハチ君はニャーニャーとよく鳴く可愛いオス猫です。あぐらをかいて座るとのっかってくれました。猫に甘えられるのは、猫好きにはたまりませんよね~
フェリーの待合室に切符を買いに行くと、1匹のきれいな洋猫がいました。誰かの飼い猫でしょう。しかし、なでなでしようとしたら「シャー!」と威嚇されてしまいました。バフ兄ちゃんは野良猫にはモテるのですが、高級猫にはモテないのかもしれません。残念でした。
さて、平郡東ともお別れです。フェリーの船員さんは昨日と同じ人で「こんにちは!」と声をかけてくれました。観光客はあまりいないようで、覚えてくれたようです。
今日の瀬戸内は快晴で、本当に海が美しかったです。
柳井港からは山陽本線に乗り、新山口へ向かいました。途中、車窓から見える夕日がきれいでした。新山口からはバスに乗り山口宇部空港に向かいました。
空港に着くと羽田行の飛行機は出発が40分遅れるとか…。
航空会社が500円の食券をくれたので売店で「ふく天うどん(600円)」を食べました。お腹が空いていたので美味しかったです。
山口宇部空港を離陸すると、飛行機は平郡島付近、愛媛県の今治、香川県の高松の上空を飛びます。左手には広島や福山、瀬戸大橋の夜景が見えました。そして、大阪の夜景が壮大でしたね。
羽田に着きました。あーあ、着いちゃった。ずっと猫旅していたいなあ…。
自宅に着いて、お腹が空いたので、山口宇部空港で買ったちくわを食べました。防府市の岡虎という店のちくわです。
食べてみると、魚の味わいのある美味しいちくわでした。これは東京のスーパーで売ってるちくわとは大違いです。
平郡島は猫が沢山いるし島民も気さくな人が多くて楽しい島でした。ああ、またこんど行ってみたいなあ。
今回の猫写真は、「猫旅 第5回 山口県平郡島」にまとめました。下の写真をクリックして見てください。