こんばんは、バフ兄ちゃんです。
東京は例年よりかなり早い梅雨明けになりました。暑いの一言に尽きます。どうにかならないものですかね。さて、ちょっと投稿が遅くなりましたが、4月末から5月初旬にかけて、大分県南部の豊後水道に浮かぶ深島に行ってきました。もちろん今回も猫目当ての旅です。今回撮った猫写真は、「猫旅 第7回 大分県深島」をご覧ください。下記の写真をクリックすると写真ページを閲覧できます。
さてさて、今回の旅日記に移りましょう。
深島は大分県南部の佐伯市の近くにある蒲江港から船で行きます。大分県といっても、宮崎県との県境に近いところにあります。深島へ行くには、まず佐伯に行く必要があるのですが、大分空港からも宮崎空港からも離れているので、どちらの空港を利用するか迷いました。結局、便利さから宮崎空港を使うことにしました。4月末、ゴールデンウィークの初日に羽田空港から宮崎空港に向かいました。羽田朝8時発の飛行機に乗りました。
飛行機が離陸すると、右手に京浜工業地帯が見えました。何となく、中学校の教科書に出ていた写真を思い出しました。
飛行機は神奈川沖から静岡沖に向かって航行しました。すると、箱根の芦ノ湖と富士山が一緒に見えました。いい天気だなあ…。
飛行機は西に向かって航行します。だんだん富士山に接近して雄大な姿が見えました。カッコいいですね、富士山。
さらに西に向かって航行すると、こんどは南アルプスを望むことができました。バフ兄ちゃんは、数年前に南アルプスに登ったことを思い出しました。
窓から見える景色を楽しんでいたら、飲み物の時間になりました。バフ兄ちゃんは、JALに乗ったらスカイタイムをよく飲みます。
これは、渥美半島付近かなあ…?
羽田から約1時間半で宮崎空港に着きました。宮崎空港には鉄道が乗り入れているんですね。駅を探すのに、ちょっと時間がかかりました。
駅に行くと、博多行きの特急にちりんが停まっていました。東京で事前に買っておいた指定券で乗りました。なんかカブトムシっぽいデザインの電車でした。
宮崎空港から佐伯までは、特急列車で約2時間です。途中、田園風景の平地を走ったり、グイグイと峠越えをしたり、結構変化がありました。
途中、こんな景色も見えました。長い長い高架橋に太陽電池パネルが沢山設置してありました。これ、昔のリニアモーターカーの実験施設ですね。小学生の時、学研の図鑑で見た覚えがあります。
昼過ぎに佐伯に到着しました。
お腹空いたなあ…と思って、駅前の観光案内所に食べるところがないか聞いてみました。すると、観光案内所のお姉さんが「ここから港に向かって5分位のところに市場がありますよ」と親切に教えてくれました。「岩がきが食べられるかもしれない」とも言っていたので、胸をワクワクさせながら市場に向かいました。
港に向かって歩いていると、可愛い白猫を発見しました。可愛いなあ…。自転車預かり所というのは、ちょっと昭和レトロな感じですね。
5分位歩くと、「さいき海の市場○」がありました。中に入ってみると、沢山の地元の人で賑わっていました。
マグロの解体ショーの人混みをかき分けながら奥に行きました。魚やら寿司やら惣菜やら、美味しそうな食べ物がいっぱいありました。かなり楽しめる産直ですね。産直好きのバフ兄ちゃんにはたまりません。寿司コーナーに行くと、食べたい握り寿司を選んでパックに入れてお会計するシステムになっていました。さっそく、握り寿司をトッピング。地元で獲れた魚を中心に選びました。
この市場の良いところは、市場で買った寿司を2階の休憩コーナーで食べられることです。2階に上がると、味噌汁を販売していて、こんな風に食べられます。地元の人が言ってましたが、佐伯の寿司は大きいのが特長だとか。確かにネタもシャリも大きかったです。美味かったなあ!もっと沢山食べれば良かったなあ…。
さて、寿司を食べ終わったら、すぐに駅前のバス停に向かいました。ここから路線バスで港がある蒲江に向かいました。
佐伯駅前から蒲江までは約1時間でした。乗客はバフ兄ちゃん一人の貸し切り状態でした。
蒲江に着きました。静かな港街です。
バス停のすぐそばに深島行の船着き場がありました。深島行の船は定員50名の小さい船でした。
静かな蒲江港を出ると、途中、屋形島という島に寄港して深島港に向かいました。
蒲江港を出て約30分で深島港に着きました。
深島には何人かの島から本土に帰る観光客(猫目当て?)が船を待っていました。船を降りると、今晩お世話になる深島食堂(宿泊所)の奥さんが親切に迎えに来てくれました。深島には約20名の人が住んでるとか。それに対し、猫は100匹ぐらいいるそうです。凄いですね。猫好きには期待できる島です。
深島港から深島食堂へは徒歩2分位でしょうか。猫を探しながらゆっくり食堂へ向かいました。すると味噌工場の近くで猫を発見!期待できる島だと思いました。
島で撮った猫写真は、「猫旅 第7回 大分県深島」で公開していますので、こちらをご覧ください。
深島食堂に着きました。中に入ると食堂の旦那さんがいて、チェックインを済ませました。
その後、旦那さんが、宿に案内してくれました。宿と言っても、古民家一軒を丸ごと貸してくれます。古民家の玄関口に可愛い三毛猫が…。バフ兄ちゃんを歓迎しているのかな?
古民家の中に入ると、独りで泊まるには十分以上のスペースがありました。大広間には山口百恵のLPレコードがありました。懐かしいですね。
もう一部屋小さい部屋がありました。居間だった部屋かなあ…。独りで寝るには大広間は広すぎるので、滞在中はこの小さい部屋に布団を敷いて寝ることにしました。
食事は深島食堂でいただきました。旦那さん曰く「島のものしかありませんけど…」なのですが、沢山海産物を食べることができました。(写真の他にも魚が沢山でました)。
一番印象深かったのは「亀の手(かめのて)」でした。亀の手は岩場に張り付いている貝のようなものらしいのですが、東京では見たことがない珍しい食べ物です。
この写真の上の部分を手でむしり取ると身が出てきます。それを摘み出して食べると、なかなか良い味がします。なんとなく北海道や東北で食べられるホヤと同種の食べ物のように見えました。ただ、ホヤの様な臭みはありませんでした。旦那さんが言うには、獲ってからすぐに食べないと臭くなってしまうので、島の外に出回ってもせいぜい蒲江か佐伯までだそうです。貴重な食べ物が食べられて良かったです。
夕食を終えて外に出ると沢山の猫がいました。猫好きには良い島ですね。
一夜明けて、朝食を深島食堂でいただきました。
魚の干物も美味しかったですが、亀の手の味噌汁が美味しかったですね。亀の手の出汁と深島味噌が、旨味があって美味しかったです。島でしか食べられない贅沢な朝食でした。
食後、古民家の縁側で一休みしました。すると、一匹の錆猫が現れました。
朝食後お腹が休まるまで、錆猫とゆっくり日向ぼっこすることにしました。可愛いなあ…。
さて、猫写真を撮り始めました。この島には、約100匹の猫がいるそうで、猫写真撮影では、休む暇がないほどでした。
ただ、猫密度が高いので、猫同士のケンカがよく見受けられましたね。深島で撮った猫写真は、「猫旅 第7回 大分県深島」をご覧ください。(下の写真をクリック!)
さて、午前の猫撮影を終えて、深島食堂で昼食をとりました。島には、特にお店はないので、深島食堂で3食いただきました。
朝食の時、深島食堂の旦那さんに「スパゲッティでおまかせ…」と頼んだら、こんな贅沢なシーフードスパゲッティを作ってくれました。なんと亀の手入り!東京じゃ絶対にこんな贅沢なスパゲッティは食べられませんね。美味しかった!
午後も猫の写真を撮ったり、遊んだり、本当に楽しかったです。一番可愛かったのは写真の三毛猫。バフ兄ちゃんになついてくれました。でも、恥ずかしがり屋のようで、バフ兄ちゃんの背中に寛いでいました。可愛い!
猫撮影を楽しんだ後、深島食堂で夕食をいただきました。この夜も、島の魚介類が沢山出ました。メモっておかないと、魚の名前を忘れてしまいますね。でも、美味かった!
食堂で夕食を食べ終わった時、ふと後ろの入り口を振り返ると、猫が食べたそうに覗きこんでいました。ごめんね、全部食べちゃったよ…。
食堂を出ると、今夜も沢山の猫がいました。
さて、ちょっと早いけど、寝ようかなあ…。風呂に入って、午後9時頃寝てしまいました。島は静かなので、ぐっすり寝られました。
深島最終日の今日は、天気は曇り空で小雨でした。
ちょっと疲れたので、お昼寝しました。だらだらしていたら、昼飯の時間になってしまいました。
今日も深島食堂の旦那さんにパスタを作ってもらいました。今日は、マグロのスパゲッティでした。これまた美味い。
せっかくなので、土産に深島みそを買うことにしました。東日本にはない、ちょっと甘めの麦みそですね。
さて、そろそろ深島を出発です。港に行くと、キジ猫が見送ってくれました。
蒲江では、1時間位バスの待ち時間があったので、港近くのお菓子屋さんに寄ってみました。
お店に入って「地元のお菓子はありませんか?」と聞いたら、ご主人が「これです」と言って「うず巻」というお菓子を出してくれました。
ご主人から「どこから来られましたか?」と聞かれたので、「東京から猫に会いに来ました」と答えたら、「本当ですか?」と驚かれてしまいました。
佐伯行きのバスが来るまで、ちょっと散歩しました。すると、こんなトンネルが…。
中に入ると、いかにも手掘りのトンネルでした。いつ頃作られたのかな…。
佐伯行きのバスが来ました。帰りも乗客はバフ兄ちゃん一人です。貸し切り状態で気持ちよかったです。
佐伯から特急にちりんに乗り、宮崎に向かいました。
途中、宮崎駅で途中下車して、「椎茸めし」という駅弁を買いました。
帰りの羽田に向かう飛行機の中で、椎茸弁当を食べました。
鄙びた感じがなかなか美味しいお弁当でした。
飛行機からきれいな夕映えが見えました。
東京の夜景を見て、現実に戻った感じがしました。
ああ、また猫旅したいなあ…。
今回撮影した猫写真は、「猫旅 第7回 大分県深島」をご覧ください。(下の写真をクリックすると閲覧できます)。