こんにちは、バフ兄ちゃんです。
大変遅くなりましたが、2年前に宮城県田代島・網地島に行った猫旅の旅日記を投稿します。宮城県の田代島と言えば、最近福岡県の相島と並んで猫島として有名になりましたよね。大昔から猫を大事にしてきた田代島。その田代島とその隣の網地島(あじしま)に1泊2日で行ってきました。
この猫旅の猫写真は、「猫旅 第2回 宮城県田代島・網地島」にまとめましたので、下の写真をクリックしてご覧ください。
6月のある日、田代島・網地島を目指して、東京を早朝に出ました。
6月の梅雨時ということもあって、東京駅はそれほど混んでいませんでした。
田代島・網地島に行くには、まず東北新幹線で仙台に行きます。乗ったのは、はやぶさ3号でした。
家を早朝に出たので、朝食を食べていませんでした。駅の売店でチキン弁当を買って車内で食べました。東京から仙台までは1時間40分くらいなので、居眠りして新青森まで乗り過ごさないように目覚ましをかけて乗りました。
仙台に着いたのは9時過ぎでした。仙台の街に出るにはまだ早いので、そのまま仙石東北ラインに乗って石巻に向かいました。仙石東北ラインは、東日本大震災で被災した仙石線の復旧工事のためにできた運行ルートで、仙台から塩竃付近まで東北本線を通り、途中から仙石線に入って石巻まで行きます。仙石東北ラインって、ディーゼルハイブリッド車なんですね。ディーゼル発電機とバッテリーを搭載して、モーター(誘導機)を回して走るそうです。乗ってみると、ディーゼル発電機が動いている時は、ちょっとだけコロコロ音がしますが、発電機が止まっている時はモーターの音しかしないので、至って静かでした。防音がしっかりしているせいか?普通の電車より静かに感じました。乗っていてとても滑らかに走る印象を受けました。
石巻から港までは、ミヤコーバスの山下門脇線という循環バスに乗って行きます。バスの発車時間は11:30。まだちょっと時間があるなあ…。
駅の喫茶店でコーヒーを飲んで時間調整しました。
11時になったら駅前にある富喜寿司が開店したので、昼食を取ることにしました。
石巻って、結構いろんな魚が水揚げされるんですね。クジラやマグロ、シャコを食べることができました。1,500円くらいでこんなに楽しめるとは思いませんでした。美味しかったです。
寿司を食べた後、バスに乗って、石巻港に向かいました。石巻の港湾地区は、東日本大震災の津波の被害を受けた様子が伺えました。大きな製紙工場以外は更地になっていました。バフ兄ちゃんは、約20年前に石巻を訪れたことがありますが、残念なことにあの時の街並みは残っていませんでした。早く、昔の活気を取り戻すといいなあ。
中央1丁目というバス停を降りると、田代島・網地島に行く網地島ラインの乗船場がありました。
船会社の事務所の前に「ねこ注意」の看板が…。何だろう、これ?猫好きのバフ兄ちゃんには気になりますが、結局なんのための看板なのかわかりませんでした。
12:30の船で、田代島の仁斗田港に向かいました。
6月の梅雨時でしたが、天気は晴れて清々しかったです。今日はどんな猫に会えるかなあ…。ワクワク…。
船は1時間位で田代島の仁斗田港に到着しました。
港には黒猫がいました。猫が迎えに来てくれるなんて本当に良い島だなあ。
港で猫の写真を撮っていたら、こんどはキジ白猫がなついてくれました。猫好きにはたまりませんね。
さすが田代島、猫目当ての観光客への案内もありました。
案内板通りに行くと、猫が沢山いました。島内は車の通行も殆どないようで、猫たちは道路の真ん中で寝ていました。
田代島には、仁斗田集落と大泊集落があって、この二つの集落をつなく道があります。その道を大泊方面に歩いてみることにしました。山の上のポンプ場に行くと、ここにも猫がいました。このキジ白猫がバフ兄ちゃんになついてくれて、カメラザックに背中をつけて寝てしまいました。可愛いですね。
さらに大泊方面に行くと、道路の真ん中に黒猫(クロ)がいました。「こんにちは、可愛いね」とあいさつすると、この黒猫が大泊方面に歩きだして、バフ兄ちゃんを誘導します。クロの案内通りについていくことにしました。「クロ、どこに行くんだい?」と聞きましたが、クロは黙ってどんどん坂道を上っていきます。
1~2分、クロについて行くと、この島の「猫神社」にたどり着きました。なんとクロは、バフ兄ちゃんを猫神社に案内してくれたのでした。不思議な話ですが、クロについていったら猫神社があったのは本当です!なんとも神がかり的な出来事でした。その後、クロはベンチで座って、「バフ兄ちゃん、猫神様にお詣りするといいだニャン!」と言わんばかりに、ずっと待っていてくれました。
猫神社でお詣りをしたあと、仁斗田集落に戻り、今晩の宿の民宿網元に行きました。
窓から海が見えました。ああ、今日は沢山の猫に会えて楽しかったなあ。
民宿のお婆ちゃんが夕食を出してくれました。島の宿らしく魚がいっぱい出ました。
ヒラメの刺身だ、美味しい。
こんな立派なシャコ、なかなか食べられないぞ。
島は静かなので、この後、9時に寝てしまいました。
2日目の朝、朝食の前に港に行ってみることにしました。「漁師さんが魚を水揚げしてるところを猫が待ち構えている」、そんな風景が見られるかなあ、なんて思いながらカメラを持って出かけました。港に行ってみると、期待通りの風景が見られました。
漁師さんは気前よく猫に魚をあげていました。
朝食はシャケ(マスかな?)の切り身、ひじきの煮物でした。ひじきはとてもふっくらしていて美味しかったです。海藻が沢山入った味噌汁も美味しかったです。
朝食を食べた後、午前中の船で網地島に向かいました。
田代島の仁斗田港から網地島の網地港へは、たった10分で到着しました。
港の前の坂道を上って、網地集落に行くと、商店の前にトラ猫がいました。こんにちは、可愛いね。ニャーニャー鳴いてなついてくれました。商店の前で、トラ猫の写真を撮っていたら、島の人が猫が沢山いるところを教えてくれました。
島の人が言う通りに行ってみると、本当に猫が沢山いる家がありました。その家の前に行ってみたら、まず1匹の黒猫がバフ兄ちゃんの前に出てきました。その後、同じような黒猫が5~6匹ぞろぞろと出てきました。
その家の前の道であぐらをかいて座ったら、1匹がなついてしまいました。歓迎してくれたみたいですね。
たっぷり猫と遊んだあと、港の近くの民宿で昼食を食べました。
チャーシュー丼を食べていたら、可愛いトラ猫が出没しました。可愛いので、チャーシューを1枚あげました。
昼過ぎの船で網地島を後にしました。楽しかったなあ…。
帰りも石巻からハイブリッド車に乗り仙台まで出て、仙台から新幹線で帰りました。
田代島も網地島も、猫が島民に可愛がられているようで、人懐っこい猫が沢山いる良い島でした。美味しい魚も沢山食べられて楽しい猫旅でした。また行きたいなあ…。
今回撮影した猫写真は、「猫旅 第2回 宮城県田代島・網地島」にまとめましたので、下の写真をクリックしてご覧ください。